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2018年3月9日

木造倉庫

カテゴリー: 現場だより

そういえば 小さな 倉庫や車庫を木造で

と頼まれるのは 少なくなってきました。

館山で作っている倉庫。結構大きい。

 

ホームセンタ―に結構大きいものまで売っているからですかね。

木造で作ると 良い点が二つ

・長持ちすることと 傷んでも修理することができること。

・敷地内の景観を損なわない。母屋と外壁を統一したり、高さやボリューム感を抑えたりできること。

長い目で見ると 得ではないかと考えます。

白浜の家の車庫 外壁を母屋とお揃いに

 

小屋ブーム?と言われてますが ぼくらもそれには なにか提案したい。

 

2018年2月8日

見学会の感謝と地鎮祭

見学会に 来てくれてありがとうございました。「小さなキッチンのリフォーム」であったので 普段は見学会は しないのですが  作業場から近い 仕事は これからも 大切にしていきたいという思いと いろいろ盛りだくさんの現場で みんなに 見てもらいたいという思いから 見学会を開催しました。
本間さんがケーキを焼いてくれて 若夫婦が 「喫茶店始めました」という感じの見学会でした。

 

先日、地鎮祭 厳かに執り行われました。この現場の設計は ニコ設計室さん。村上建築工房の担当は長谷川です。

長谷川は 設計事務所に 6年務めた後 施工をやりたいと 村上建築工房に8年前にやってきました。設計事務所の仕事を 担当すると 楽しいのか がんばるナイスガイです。

ニコ設計室の担当は吉本君。 こちらも優しい ナイスガイです。

長谷川と 吉本君 の打ち合わせを 遠くから見ていると お互いを尊重していい感じです。 設計と 施工の関係は こんな感じで ありたいよね と思います。

二人がよい仕事を すると思いますので 期待しましょう! 

2018年1月30日

本間邸のテーブル

 

本間さんの家で 使われていたこのテーブルは お世辞にも勝手が良いとは言えないものでした。

このテーブルと出会ったのは8年ぐらい前で 「なんて使いにくいテーブルなんだあ」と 衝撃の出会い だったのを覚えています。

テーブルの高さは 普通のテーブルより10センチも高く 引き出しが邪魔で膝が テーブルの下に入らず、 テーブルの脚には ツナギの横棒があるので 椅子の脚が 奥まで入らないという使い難さ。

でもその時 「ぼくはこのテーブルをかっこよく直すことができる。」と 秘かに思っていました。

でも今はまだその時ではない「時が来るまで 捨てられないでね。」と心の中で祈っていたのです。

よく 捨てられずに残っていたなあ。 ありがとう。もし今回訪問して テーブルが 新しいものに 変っていたとしたら 後悔と罪悪感で苦しんだろうと思います。

僕に修理されるのを 待っていたような家具。完成形は8年前から頭の中にあるぜ。

こういう古い家具は きちんとした木組みの仕事で 作られている場合が多いので 直す方針さえ決まってしまえば 結構スムーズに進みます。

 

下地の補強。引き出しは 真ん中の4個だけでいいだろう。

 

天板と下地が 蟻桟(ありざん)という 工法で 作られていたので きれいに ばらすことができました。 天板の真ん中に木を足して幅を広げようという発想も 蟻桟だから。

天板の裏側。アリザンの言う木組みで仕事がしてある。

ボンドや釘で 接合してあると きれいにばらすことができないので 直すのが 難しくなってしまいます。

テーブルの幅を広げて 引き出しの高さを低くして膝が入るようにし、テーブルの脚のつなぎを切って 椅子が奥まで入るようにしてみました。

また 何十年か後に 修理できるように 直しておきました。

 

 

 

 

 

2018年1月17日

金谷の木塀修理2

カテゴリー: 現場だより

木塀を 同じように 再現するのは そんなに難しいことでは ないんです。 同じように 作ればいいだけなんで。

問題は 房州石

房州石というのは現在は 切り出していないので 新しい 房州石というのは ないのです。

今回も 木塀の下に 房州石の延べ石が三段積んであるのですが 風化が激しいものは この機会に 取り替えたいと思っていました。

どうしようかと 思案していたら、 石屋さんが「あるよ」と。

金谷の石屋さんは 古い家や 塀が解体されると 房州石を もらって 置き場にためてあるそうです。

房州の延べ石の寸法は昔からの規格があるので 特に切ったり はつったりしなくても  使えるそうです。

きれいに納まりました。規格化 ってすばらしい! 今の建材で 100年前の建築にぴたりと合うものはちょっと頭に浮かびません。

目地にモルタルやコンクリートが使ってあると 再利用しにくいということで 今回も それらは使わずに 空積みとしました。

2018年1月8日

金谷の木塀修理

本年も 焦らずにじっくり 仕事をしていこうと思っています。

以前改修した 金谷の石蔵は 金谷美術館の 別館として 美術品の展示をしています。


その敷地内にある 木塀の 痛みが激しかったので 解体修理することになりました。

古い建造物を解体する際に 気を付けることは ハンマーで ガチャガチャ壊してはいけないということ。その当時の「痕跡」がたくさんあるので それをまず 見逃さないように解体していきます。「痕跡」とは 作った職人の仕事の跡 使われた道具の跡 改造された仕事の跡 等。

今回は 石の上に作られた木塀で  石にほぞ穴が掘られていて 柱のほぞを長く伸ばして ずれ止めにしていたこと。今では アンカーボルトで 石とずれないように 固定してしまうので、その当時の 職人の仕事の仕方が わかります。

 

 

古い木塀の修理をする時に 想像力を膨らませるというか その当時に思いをはせる くらいの 余裕はほしいよね。

2017年11月8日

大工の家 その2

カテゴリー: 現場だより

椎野さんの自邸 足場が取れました。すっきりとした平屋です。

外装は地元杉板に ウッドロングエコという塗料を塗っています。この塗料は ちょっと変わった塗料で まず粉を水で溶いて 塗料を自分で作るのです。そして 誰でも簡単に塗れて ムラなども出ません。さらに少し時間がたつと 日焼けした杉とほぼ同じような感じになり、「塗装したの?」 と言いたくなるぐらい自然になります。

内部には 土間があります。 リフォームでは 土間をなくして 床を張っていますが、新築では 広い土間を作るという。土間床も断熱できるようになったのが 大きいです。

土間のいいところは 靴を履いたまま家の中に居れるところ。お客さんも入りやすいし、よごれたものも ちょっと土間に 置いておけますね。

見学会もやりますよー。