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2018年9月24日

化粧品展示ブース

ちょっと前に 化粧品を展示する仮設のブースを作った時のお話。

 

普通 化粧品展示ブースといえば きれいなお姉さんの拡大写真と 大

理石調シートとか 木目調シートで 高級感を かもし出すパターンが一般的。

 

しかし今回のブースの コンセプトは「本物感。」

 

本物とは何ぞや?

 

デザイナー 藤野氏 曰く。

「作り手の顔が見えてこなければならない。」と

「大工さんも千葉だし 会場も ディズニーランド隣のヒルトン東京ベイで千葉だから

千葉の杉でつくろうよ。」と

ちょっと間を 省いていますが 大体こんな感じで

千葉の杉で 仮設の展示ブースを作る ということになった。

 

 

仮設の展示ブースといえども 「本物」ですから 時間かかります。

展示ブースの設置時間は 10時間程度しかない。

「本物ですからもう少し工期を伸ばして・・・。」と言っても

もちろん延ばしてもらえるわけはありません。

 

例えて言うなら 10時間で 「本物」の店舗 を作る様なもの

 

ガチンコで行っても 終わるわけないので 作業場で仮組します。

一度組み立てそれを 分解して会場に運ぶ作戦です。

絶対必要作業。

 

 

棚に埋め込まれる照明も作業場で 点灯。

本番で 「ダウンライトがつきません。」と言っても絶対 許してもらえないので

絶対必要作業。

 

塗装も完ぺきに。

会場の絨毯を塗料で汚したら ほんとにやばいので

絶対必要作業。

ここまでやれば

後は 現場で組み立てるのみ。

 

 

現場では ちょっと遅れた程度で スムーズにいって やれやれです。

 

お姉さんの拡大写真なし 化粧シートなしの 杉板外壁張りと杉の棚板の展示ブース。

高級感が出たかといえば 見る人によるでしょうけど

本物感は ビシビシ出てましたよ!藤野さん。

 

 

実はこの展示ブースには 設計事務所と施工会社の会社案内も

棚に 置いてくれるという話があったので

設計の藤野氏に

「じゃ 会社案内カッコよく作り替えようか」と相談したら

「だめですよ。村上さんたちのダサい会社案内がいいんですよ。

農家の野菜作りましたぁ と同じで 作り手の顔が見えればいいんです。」と言われちまった。

 

※ブースデザイン アトリエハル 藤野敬史

2018年7月28日

屋根仕舞いと指金術

毎年 屋根下地工事は 7月中頃からお盆までは 避けれたらなぁ と思っています。

しかし  工程通り 粛々と 働いていたら あの40℃近い気温の日が

屋根の上での作業となってしまいました。

 

屋根の上は 地面にいるより 暑いのか? 涼しいのか?

と子供に聞かれましたが「太陽に近いから暑いよ」と

 

大工道具の中に指金(さしがね)という 長さを測ったり 直角の線を書いたりする定規があります。

その使い方には 奥深い 難しい使い方があり指金術、とか規矩術とか言ったりします。

 

屋根など 斜めの部材の寸法を測ったり 斜め材と斜め材が ぶつかる仕口は

平面で考えても うまくいかないので 指金特有の寸法の出し方を使うのです。

この指金術 めったに使うことはなくて 一年に一回か二回程度 しか使いません。

ので 仕事が終わるとすぐ忘れてしまい 次の仕事の時にまた教科書を出してきて勉強するのです。

この屋根には この指金術が使われています。部材が大きいので

少しの誤差が大きく拡大してしまいます。

 

 

ちなみに 大工の一級技能士の実技試験は いまだに 指金術の試験のみです。

 

2017年10月26日

土間キッチンのリフォーム

事務所からの風景。

南房総は 早くも 冬の野菜 菜の花摘み。この近所の農家さんは みんな 菜花やっているので 菜花の生産地。

昔ながらの土間キッチンを改修しています。

「明るくて 温かいキッチンにしたい。」これは 土間キッチンを使っている人みんなが言うことなので よほど 冬は寒いんでしょうね。

ぼくは 秘かに リフォーム工事は うちの得意分野だと思っているのです。「設計して、解体して 作る。」 という一連の作業を自分たちで やっているので。

事務所で案を練っている時よりも 現場で解体しながら 考えていると 良い考えが浮かんでくるのです。。

「壁を壊してみると 外の緑が 良い感じだな」 とか「天井壊してみると 意外と広いな。天井の上がこんなに広い」とか。 解体作業で体を動かしていると 不思議と頭も働き始めるような気がするんですよね。

 

 

2016年8月12日

経年変化

経年変化で よくなる とか 飴色になっていく とか言いますが。一般の人にはいまいち ピンと来ないんじゃないかな。良い実例がありましたので以下に。

自宅は 中古住宅を少しずつ修理しながら 住んでいるのですが、 床も 少しずつ張り替えています。 ちょっとずつ張り替えているので 変化がよくわかります。 20160812-2写真右側が8年前に 張り替え杉の床板。左側が2年前に張り替えた杉の床板。
8年前の方は 飴色というよりは茶色に近いです。幅木(壁の下の木)は茶色に塗装してあって ほぼ同じ色になっています。2年前の方は飴色と言えます。

経年変化3掃き出し窓の周りの床板は かなり汚れていますが 傷んではいません。窓を閉めるのをよく忘れたりするので 雨が吹き込んでいるのでしょう。削ったりしてきれいにできますが このままでOK。合板の床だと まずかったかも。
20160812-4 庇の野地板を交換しました。ある時期 「合板は節がないからきれいだね」と言って軒裏に貼るのが流行りましたが だめですね。
20160812-5

2016年2月22日

瓦の再利用その1

カテゴリー: 屋根

古民家の修理で 何でも新しいものに変えていくと 新築と変わらないようなものとなってしまいます。手間はかかるけど これは残す、これは いらない撤去 というのを エイヤッと決めていきます。

瓦の再利用。茅葺を 瓦葺に葺き替えたのが 55年前。そんなに古くはないですけど この家の外観の印象はこの瓦を 抜きには語れません。 下屋玄関の上の赤い瓦は 30年ぐらい前に 葺かれています。これは 撤去して 下野の部分は 新たにいぶし瓦で葺くことになりました。大屋根の方は 古瓦で葺き直し 足りない部分は下屋部分の古瓦を使うことに決定。
職場体験の 中学生。

楽しい仕事を体験させてあげたいけれども・・・ ごめんなさい 3K仕事。土と瓦を おろす仕事。現実を知るという意味では良い社会勉強になったかな。

一服中の中学生。。。。。。

2015年10月5日

富浦の外壁修理

カテゴリー: 外部
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富浦の 外壁の貼り替え工事が終了しました。
左側は 20年前に 貼り替え 右側 築60年で 初の外壁張り替え。 築60年ぐらい経っているのに 一度も 外壁張り替えていなかったのです。 この外壁の板の貼り方は 「鎧張り」と言って 昔から使われてきた方法です。薄い杉板(7mmしかない!)を 横に柱に打ち付けて 桟を縦に打って 補強する 単純な貼り方。 縦に打つ桟に 手間がかかり 最近の住宅では あまり採用されません。下写真は縦桟を作るための治具昔は材料が 高く 手間は安かったので 多く採用されていました。最近の下見板張りは 材料を分厚く(12から15mmぐらい)しています。

外壁は 傷みの激しい部分と 傷みの少ない部分と その差が大きいので ちょこちょこ 部分的に直すのが 良いのですけど。