ブログ

2011年9月22日

鴨川地盤改良記

カテゴリー: 建築いろいろ

鴨川地盤改良記  1話
御存知の方も多いと思いますが住宅の新築工事の時は大抵の場合「地盤調査」を行います。
その名の通り地盤を調査するのですが、もっともポピュラーな地盤調査の方法がスウェーデン式サウンディング試験という方法で、弊社もこの方法で地盤調査会社に調査をお願いしています。
簡単に言うと、金属製の錐を回転させながら荷重をかけて、どれだけ地面に刺さるかで地盤の強度を測る、という方法です。
今回の鴨川の現場でも、この方法で地盤強度を測りました。
そしてこの調査によって出た地盤の強度によって地盤の改良が必要か否か、必要であるならばどの程度の改良が必要なのかを判断します。
そして改良の必要があった場合、普通の住宅地ならば、地盤調査会社が調査結果によって出してくる考察に従って(考察で改良方法を提案してくれるので)改良を行います。
今回の考察では「柱状改良」という割と一般的な改良法が提案されていました。
んが、しかぁし。ここ鴨川の現場は通常の住宅地ではありません。エエ、全く普通ではありません。
遠い昔棚田であった土地(つまりある程度の勾配がある土地)が近い昔に埋め立てられており、その後ホッタラカシで最近まで竹林になって埋もれていたような土地をお施主さん自らが探し出し、根気強く開拓され、なんとか更地にした、というような土地なのです。
周辺は雑木林や竹林に囲まれ、横に小川が流れております。
これだけでも普通の住宅地とはかけ離れていると思うのですが、極め付けは、なんとこの土地 「地滑り対策地域」 に指定されているのであります。
「おいおいマジかよ・・・」てな感じです
かなり格好良い建築を作れるポテンシャルがあるワクワクするような土地なのですが、その反面このような難条件を抱えた土地であるので、地盤調査会社が計測数値によって機械的に出した考察を安に信頼する事は危険だと考え、弊社代表が懇意にさせて頂いている山辺構造設計さんに、念のため地盤調査結果や敷地条件を伝え、地盤改良法を検討してもらいました。
そして提案された地盤改良方法は
「浅層表層改良」
なるものだったのです。
つづく