丘の上の家の引き渡しが行われました。
自社設計の物件でしたので、弊社事務所での初打ち合わせから、設計、刻み、上棟・・・竣工まで、
間接的なかかわりでしたが、施主様との打ち合わせを背中で聞き、数か月にわたった設計の進みをみていて、
お施主様持ち込みの個性的な木製建具や照明をどう取り入れるかとか、屋根のイメージを何種類も考え模型化したりとか、ほんとよく考えられて完成した住宅だと思います。
少し事務所からは離れた現場でしたので、建設中も上棟から数えても数回しか見ることができませんでした。
引き渡し前の最後の雑工事のときにお邪魔したのですが、
実際見ると、こじんまりながらも、重すぎない片屋根、高すぎない天井、個性的な でも主張しすぎてない古建具、アルミサッシの位置・・・・いいですね。
きょうも担当者と先輩大工が、尽きることのない施工談義をしていました(建具枠のおさまりや外壁の貼り方など、聞いたらそうかと思うことですが、施工者も常にこんなことまでかんがえているのかっ!と感心と感動)。
私も住みたいなと思います、手前味噌ですね。
弊社では、
若手の担当者が設計からかかわり、現場の管理も一貫して行います。それを現場で経験のある大工が支え、一つの物件を完成する形をとっています。
(S)