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2009年3月26日

森へ 2

カテゴリー: 建築いろいろ
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ながながと、前回のつづきから・・・
切った杉の断面は、

このようなかんじ。
写真では分からないのですがしばらくさわっているとしっとりと手のひらがしてきます。
なにげなく、
「木って、切ったときはこんなに湿り気があるんだ~。」と大きな独り言をいっていたら、
山師が
「これ(木)を、葉っぱをつけたまま山に倒しておいて乾燥させるんです。それが葉枯らし乾燥なんですよ。
伐採した後、玉切り(枝葉を落とす)をすぐして乾燥させてもあまり乾かない。(木を)倒した後でも葉っぱが呼吸をし、幹の水分をあげてそれで乾燥されるんです。」

あぁ、これがあの 『木枯らし乾燥』 なんだ! と現物を見ながら実感。
その後数ヵ月放置した材木を山から出し、製材へ。
この工程が材木の色艶を生んでくれるんですね。
ちなみに今回訪れた杉山の木は、山師が3年計画で伐採する予定だそうです。
山の中でも一本だけ取り残された伐採を待つ木や、かといればこれ以上大きくならない木はざくざくと彼らによって切り倒されていきます。
山に生えている木を (職)人が見立てそれを加工して材木となる。
人がつくっていました。

2009年3月23日

森へ 1

カテゴリー: 建築いろいろ
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自分の家につかわれている材木が、どこで育ちどのように加工され住宅として組み立てられていくのか知っていますか?
木を切る時期が間もなく終わろうとしている今回、千葉県富津市の杉の山へ入る機会がありました。

その山の杉は大正6年に植林され、山師が枝打ちや下刈をして管理されていました。
一歩踏み入れると、足元はその刈られた枝や草が腐って腐葉土になり、「ふっくら」していて布団の上を歩いているような感触・・・
現場では伐採や製材方法について話を聞くことができましたが、

このような道具とチェーンソーで実際に木を倒すところまで見ることができました。
チェーンソーで切れ目を入れて(少し離れたところで見ているのでたぶんですが)、
あーーーーーーっという間に十数メートルある木は倒れてしまいます。

ぎーぎぎーーーっ、みしっ、みしっ、どどどーーーーー
という音しょうか?とにかく、お腹にひびくってかんじです。
ちょっと傾きが逆方向になっている木は、

重機のさきで、ツンツンつついて同じ方向に倒されていきました。
その、切られた木の断面はまだしっとりしていて、生きていた感触があります。
次回につづきます。

2009年3月10日

環境の時代と木造住宅

カテゴリー: 建築いろいろ
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日経BP社から発売されいる
環境の時代と木造住宅-地産地消の家づくりに向けて-
という本に、大工塾が紹介され、私もその一部を担当しました。
各地域の木造住宅に係る人たちの取組が紹介されています。
いろいろな人が頑張っていますが、いまいちおおきなうねりというところまではいっていません。

2009年3月9日

内装材を選定するとき、

カテゴリー: 木材 内部

内装材には、壁材・天井材・床材・・・・といろいろありますが、
その中でも重要なのは床材と考えています。
床は常に体に触れているので、その素材の質感がよく体に伝わるからです。
多少の予算をかけても上質なものをお勧めします。
ウレタン塗装をしてあるものではなく、無垢材を施工後に軽く自然塗料を塗る程度がいいでしょう。
自然塗料を施したものは、はじめは傷や汚れが目立ちやすいですが、10年くらいたつと気にならなくなってきます。いい色に焼けて艶が出たりするからです。

また、手によく当たるものでは建具の「レバーハンドル」や「引き手」などの金物があります。
手にした時の上質な材料の素材感と、しっくりくる使い心地が何ともいえません。
これも床材と同様、ケチってはいけません。

2009年3月7日

資格ブーム!?

カテゴリー: 建築いろいろ
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弊社の職人さんたちは、今資格取得にむけてがんばっています。

資格をとったからどうということではありません、大工になるのに資格はいりません。
一軒の家を建てるのに資格を要求されることがないのは、以前は徒弟制度で鍛えられることが前提であったためかもしれません。修業期間を終えるとき、親方が卒業証書を弟子にわたすことだったのでしょうか。

徒弟制度もなくなりプレカットが主流になった今、最低限の技術や能力経験のない大工が増えていくと思います。

今年の終りには、皆いい結果がでていることを期待してます