館山香の家 完成2
この家は 築100年以上経っていた家を 解体して 新築しています。
この家は 築100年以上経っていた家を 解体して 新築しています。
この家はマキ木の生垣で囲まれた家です。房州は風が強いので、昔から家の周りをマキの木で囲い風を防いできました。マキの囲いは敷地境界線であり その家の歴史でもあるのです。 設計と施工を任されていたので いくつかプランを 提案しまし 古い家の配置と 似たような配置で 落ち着きました。マキの囲いの中で 車の移動や 農機具の置き場などを とっていくと 住居部分は 限定されてきました。
また 打合せの時に 「できた家に 合わせて住みますよ」と何度か言われるような おおらかなお施主さんであったので 設計の根拠を 植木や生垣に求めることにしました。植物は 極力移動せずに 室内からも 眺められるように しました。 玄関の位置も ちょいと 松がかぶりすぎているかなー という気はしますが 高さを抑えて松よりも低い 軒先としました。続く
どんな事情で こうなってしまったかは よく覚えていませんが、たぶん 酔っぱらって 「はい」と返事をしたのだと思う。
突然、大きな段ボールに 吉阪隆正の本が 100冊送られてきた。 まあ、いいんです。読みそうな人 読んでほしい人 とりあえず 送りますので。
吉阪隆正は もう亡くなって 35年経っている 建築家です。この本は吉阪隆正の言葉を 一般の人にもわかりやすく まとめたもので 読むと元気になります。気分が楽になります。仕事上の問題が たわいもないことだな と思えてきます。
この本の 「水取山」の部分
大島の水不足を 解消するために 三原山のふもとに 水取山を作ることを提案しているのです。1965年のことなのですが もっとずっと昔の 古代に計画されたようなスケールを感じてしまうのです。
自然はここに 年間3000mmの水を与えてくれている。
1000mmが 蒸発しても 2000mm残る。
水は地下ばかりではなく 大気の中にも あるのだ。
この大気の中の水を捕まえる 三葉虫、
生物が 生き始めた 初源を作ろう。
村ごとに競って デッカイ奴を 作るがよい。その村がまず 栄えるだろう。
これは聖なる仕事だ。 全員でかかれ。
難しい工事じゃない。何千年前の人たちの 知恵なのだ。
頭の山は湿気を、ひろげた両翼は 降る雨をとらえて 池に貯める。
山上に貯めた水は 村まで下る間に 発電もできる。灌漑にも使える。
だが池の形がかわったら 水を 節約すべき時と思え。
うーん カッコイイデス。1500円(送料・税込)です。どしどし お待ちしています。