ここ何年か コタツ作りを 楽しんでいます。
知っている人がいるかどうかわかりませんが 無垢の木で コタツを作るのは すごく難しいのです。それを難しくしている原因は二つあります。
一つは 天板と 足(やぐら)の間に布団が入るので天板を固定することができないこと。
もう一つは 天板の裏と表の温度差がおおきいこと。天板を無垢の木でするには 変形したり 反ったりしやすい条件が そろっているのです。
前回のコタツは 天板の四方に框を回して 天板の変形を 抑制し 反ってきたら 裏返しに使おう(リバーシブル作戦)と考えて作りました。しかし半年たった今 多少の 不具合が出ています。天板が1.4m×1.4mと大きかったので 板の伸縮の変形量が予想以上に大きかったのです。(言い訳です)
今回 天板には 鹿野山産杉の一枚板 しかも赤身で90センチ幅のある良材を使います。
天板の変形を抑制するための 工夫として 裏に鉄の棒を埋め込んでいます。しかしこれをしてしまうと リバーシブル作戦が使えません。 しかも 長さ方向には 反りやすくなるという欠点も・・・。
どうなるかはわかりません。 日本初(たぶん)の試みなので 温かい目で見守ってください。