熱を加えることで木は良く曲がるようになることは分かりました。
しかし、曲げただけでは、すぐに元通りに戻ってしまいます。
都合よく曲がった状態を保つためには、型にはめる必要があります。
その状態で冷えて、乾燥させることで木は曲がった形状が維持されます。
なにより“型”が重要です。
型破りな男になるには、まずは一度型にはまらなくてはいけません。
ローを知らなければ、アウトローも成立しない。
人間は秩序と無秩序….はい、はい。
なにより“型”が重要です。
型無流の嶋根大工は端材を寄せ集め、いい加減な型にはめようとしていると、
“そんな型じゃダメだ。強固で正確な型でないと、そこから得られる成果もいい加減なものになってしまうし、何も蓄積されないじゃないか。”
という指摘を村上親方から頂きました。
そう、ここは村上建築工房。
大工品質、大工プライド
no accuracy no gain
今年のスローガンである“端材を活かす”ってこういうことではありません。
まるで何も活かせていない。
その後、出来るだけ正確な型を製作し、試行錯誤を繰り返していると、様々な発見が得られました。
“鉄は熱いうちに打て。木は熱いうちに曲げろ。生コンは90分以内に打て”
嶋根