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柱
柱は手で触れることのできる構造材なので、どの木をどこに持っていこうか頭を悩ませます。すべての柱を並べてみて、節・色・曲がりなどをみて配置していきます。この作業は職人の好みや考え方が反映され、家の雰囲気にも影響を与える作業です。(大工む) -
願い
現場で作業中になんだか目眩を感じて、「あ、ちょっと気分が悪いのかな」と思っていたら、後ろで設備屋さんが 「俺酔っ払ってないよね?」 と誰に聞くともなく言っている。 「んな事知るかい」 と心の中で突っ込み、作業を続けていたが、目眩が治まらない... -
土台のこだわり
土台の桧を材木やさんで探してもあるのは、生材の桧か、人工乾燥されたものしかありません。欲しいのは天然乾燥した赤みの桧。時間を掛けて天然乾燥して、二度挽き製材をしてもそれに見合った金額で売れないため、ないのです。弊社では作業場に乾燥棚をつ... -
消耗品
築60年ぐらいたつと、家はいろいろなところが傷んできます。チョコチョコといじったほうが、ストレスなくすむことが出来ます。敷居がすりへってくると建具がスムーズに動かなくなったり、隙間風が入ってきたりします。住人は、「家が傾いたのでは?」と... -
スケッチメモ
白浜の家外観をスケッチしました。 外回りは2階の杉板を張り終え、1階左官の下塗りを1度行っています。 スケッチをすると、より現場状況や先輩方や他の職人さんの仕事をしっかりと観ることができるのではないかと考えました。 今回は外観のスケッチですが... -
木を刻む
姉ヶ崎の家の模型つくりが終わって、部材同士の納まりを検討します。折置き組みという組み方で 柱のホゾが複雑になりますので 間違いのないように気をつけます。 プレカットの場合はコンピューターが考えてくれるので必要のない作業です。 構造材を化粧...