浜田山の家 – 壁面いっぱいの本棚が構造体に

設計:アトリエハル
施工責任者(棟梁):長谷川康孝
写真:北田英治

本棚が柱であり、耐震壁でもあるというちょっと変わった構造の家です。構造設計者と綿密なやりとりを重ねながら、設計者のアイデアをどのように「木の仕事」で実現するか、任されました。天井までの一面の本棚が、高い所では5mもある、広々とした空間ができました。


急勾配の三角屋根が突き上げる印象的な外観です。東京都内の狭小地で、たくさんの本の収納と家族の望む生活とをどのように実現するかという、ハードルの高い課題に、設計者、構造設計者、工務店の三者が、それぞれの職分の知恵を出し合いながら、取り組みました。


模型で見るとこんな感じ。右手前、左奥の壁は、一面の本棚となっています。


本棚が構造壁にもなっているので、棟上げの時にすでに本棚が組み込まれています。この本棚壁の上に小屋梁や床梁が載ります。


2階のリビングダイニング。本棚の合間に窓があります。丸く飛び出しているところは、テレビ置き場となります。棚板の総枚数は300枚以上!


玄関。2階の手前に張り出した物干用のベランダが、玄関扉を出たところの雨よけにもなっています。


階段を上るところから、壁側はすでに本棚に。


2階のリビング。壁の本棚にびっちりと本が。高いところで5mあるので、はしごがかかっています。


リビング階全体を、ガラス窓の面から見たところ。キッチンとダイニング、子どもの遊び場がオープンにつながっています。


本の館の夜景。

目次