この家はマキ木の生垣で囲まれた家です。房州は風が強いので、昔から家の周りをマキの木で囲い風を防いできました。マキの囲いは敷地境界線であり その家の歴史でもあるのです。 設計と施工を任されていたので いくつかプランを 提案しまし 古い家の配置と 似たような配置で 落ち着きました。マキの囲いの中で 車の移動や 農機具の置き場などを とっていくと 住居部分は 限定されてきました。
また 打合せの時に 「できた家に 合わせて住みますよ」と何度か言われるような おおらかなお施主さんであったので 設計の根拠を 植木や生垣に求めることにしました。植物は 極力移動せずに 室内からも 眺められるように しました。 玄関の位置も ちょいと 松がかぶりすぎているかなー という気はしますが 高さを抑えて松よりも低い 軒先としました。続く
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