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2014年6月14日

引き渡し

カテゴリー: 建築いろいろ

丘の上の家の引き渡しが行われました。

自社設計の物件でしたので、弊社事務所での初打ち合わせから、設計、刻み、上棟・・・竣工まで、
間接的なかかわりでしたが、施主様との打ち合わせを背中で聞き、数か月にわたった設計の進みをみていて、
お施主様持ち込みの個性的な木製建具や照明をどう取り入れるかとか、屋根のイメージを何種類も考え模型化したりとか、ほんとよく考えられて完成した住宅だと思います。

少し事務所からは離れた現場でしたので、建設中も上棟から数えても数回しか見ることができませんでした。
引き渡し前の最後の雑工事のときにお邪魔したのですが、
実際見ると、こじんまりながらも、重すぎない片屋根、高すぎない天井、個性的な でも主張しすぎてない古建具、アルミサッシの位置・・・・いいですね。
きょうも担当者と先輩大工が、尽きることのない施工談義をしていました(建具枠のおさまりや外壁の貼り方など、聞いたらそうかと思うことですが、施工者も常にこんなことまでかんがえているのかっ!と感心と感動)。
私も住みたいなと思います、手前味噌ですね。

弊社では、
若手の担当者が設計からかかわり、現場の管理も一貫して行います。それを現場で経験のある大工が支え、一つの物件を完成する形をとっています。

(S)

2014年5月30日

丘の家できました!


ついに完成しました!
今年の年始に上棟した丘の家がついに竣工しました!
今回はよその設計事務所の設計を弊社で施工するという形ではなく、弊社で設計から施工まで全て行いました。基本設計を始めたのが、なんとなくですが一昨年の冬くらいだったと思うので、足掛け1年半くらいこの住宅造りに携わってきた事になります。30坪足らずの小さめのお家なので、それにしては長いことかかってしまったなあ、と思うのですが、その甲斐あって、小振りでも密度の濃い、かわいい住宅ができました!
今回の住宅の特徴は、なんと言っても古建具やアンティークの照明器具が使われている点です。
御施主様がお好きで収集されていて「これらを使えるように設計して下さい」と言われました。かなり雰囲気のある建具だったので、「お、いいな!」と思うのと同時に、間取りをこれから考えるという状態で、しかも小振りな住宅の中に、蔵戸、3枚引きや引き分けの建具を入れこんで設計していく難しさを感じていました。

事実、設計を進めていくと、どーしても建具が上手く当てはまらなかったり、納まりが悪かったりでかなり考えこみました。
現場の監理をしつつ予算の事を考えながら工事も自らの手で行っていると、こだわり過ぎて時間がかかってしまったりすると、かなり焦ってしまったりしますが、そこは妥協せずにじっくり作った甲斐がある、良いものができたと思います。手前味噌になってしまいますが、自分でも「住んでみたい!」と思えるものができました。
一緒に良いものを作ろうと頑張ってくれた協力業者の皆さん、ありがとうございました!
そして何よりこの工事の機会を与えて下さり、一緒に長い間考えて下さった御施主様、よくぞ弊社を訪ねて下ったと感謝致します。ありがとうございました!!


2014年3月27日

外壁

カテゴリー: 外部

久しぶりに 丘の上の家の現場に行ってみると 結構進んでいる。
外壁貼りの 終りの方です。杉の板を 縦に張っている。赤身なので 長持ちすると思います。
なんだか かっこよくなりそうです。
設計 伊藤アキラ
大工 伊藤アキラ 森田久雄
大工コンビ 伊藤&森田が楽しそうに 仕事しているのがいい。 年齢差 30才のコンビであるが お茶の時間の話題は尽きない。

2014年2月20日

補助金のこと

カテゴリー: お知らせ

側道にまだ雪が残る館山道を走り、講習会に出かけました。

これは、既存住宅ストックの質の向上および流通促進に向けた市場環境を醸成し、それらの取り組みの普及を図ることを目的にしています。つまり国が定めたいわゆる長持ちするいい家の基準を満たすように改修された住宅は、改修費用の補助が受けられます。ただし、改修前の住宅の劣化状況の調査を専門家がし、それに対しての改修工事、そしてその工事履歴の作成とその住宅を今後維持保存する計画の作成を行う必要があります。
もひとつは「住まい給付金」についてですが、消費税率引き上げによる住宅取得者の負担をかなりの程度緩和するために導入を予定している制度です。
途中、先月上棟した現場に寄ってきました。コンパクトな、可愛らしい印象を受けました。二階からは富士山が見えるそうです。春の完成が待ち遠しいです~
(S)
2014年1月16日

上棟

カテゴリー: イベント

南房総にも 久しぶりに雪が降った。 この冬の初雪だろうと思う。
そんな日が また 上棟日になってしまった。

作業場で 刻んだ構造材料を 棟木(一番高い所にある木)まで 組み上げる作業が 棟上げ。昔は 近所の人や 親戚など 大勢の人の前で 仕事をしたので 緊張感がありました。 
「あそこの大工は いい材料を使っている。」
「あの大工は 間違いが多くて 棟まで上がらなかった。」
等々 うわさがすぐに 広まりました。
今は そこまでの緊張感はありませんが 弊社は まだ 作業場で刻み仕事をしているので 墨付け担当大工(棟梁)は かなりの プレッシャー になると思う。そして そのプレッシャーが 大工を 育てていくのだ。
夕方 棟木の上から 東京湾と 富士山。 いい眺めですよー。

2013年10月24日

丘の上の家 工事始まりました!

カテゴリー: 地質改良

先日、夏前から計画を進めてきた丘の上の家の工事がついに始まりました.
弊社では、新築の工事を行う場合、必ず地盤調査を行い、地盤の安定度を確かめてから工事を行います。
地盤が強ければ「あー良かった」と胸を撫で下ろし、地盤が弱ければ「なんでだよっ、チクショーっ」と少しガッカリします。
地盤が弱ければ、それは地盤改良工事の必要があり、そこに予算を取られてしまうという事だからです。
さて、今回の、このお家の敷地は西側に富士山を望める小高い丘の上にあります。
一般的に山や丘になっている土地というのは、平地や海辺等に比べて地盤が強く、安定していて、地盤改良などの必要が無い事が多いです。なので、今回は地盤調査を行う時点で、「今回は平気だろ」と高を括っていました。。。余裕コイてました。。
建築計画位置の一部の土地が少し凹んでいるような場所があるのがチョット気になってはいましたが・・・
そして地盤改良の日、自分も調査に立ち会いました。地盤調査の方式はスウェーデン式サウンディング試験と言って、先端にスクリューがついた金属製のロッドを回転させながら貫入させていき、その抵抗値を計測する事で、地盤の強度を確かめる方式です。
建築物の計画位置の4隅と、中心の計5ポイントの調査を行っていきました、そのうち1ポイントが前述した凹んだ部分に位置していまして、その位置でスクリューロッドを貫入させていくと。。。。。み、みるみる入っていきます(゜o゜)回転させる必要すら無く、、少し荷重をかけるだけで羊羹に爪楊枝が刺さるぐらいの勢いでっ。。。。。。「なんだこりゃっ!」
調査の結果、その凹んだ部分は地耐力はほぼ0(ゼロ)に近い、深さ6mの大穴が開いているようなものである事が判明してしまいました。。。「なんでだよっチクショーっ。なんだよこの穴(泣)」
イメージは右図のようなものです
他の4ポイントは問題無く、むしろ良好な地盤でした。この一部分のために果たして地盤改良の必要があるのかどうか、、、地盤調査会社の考察では改良の必要あり、と判定されてしまいましたが、建物の位置を動かすなどしても、やはり改良は必要なのかどうか、一縷の望みを持って、お世話になっている構造屋さんに聞いてみると。やはり「改良は必要」との回答が返ってきました。
断面的に考えると、端的に言えば、建築物が6m程度の崖に接して建っているようなものであり、多少建物をズラしたところで、危険度は変わらないという事でした。
構造屋さんにこう言われてはもう仕方ありません。
地盤改良はお金がかかるのに、成果物は目に見えません。また地盤が沈下するというようなイメージがリアルに持ちにくいため、
「ホントにやらなくちゃダメなのかな?やらないでどうにかならないだろか?」とどうしても自分は思ってしまいます。その分の予算を建物に使えたら、あれやこれをもっと良くできるのに、、、と。
地盤に関しての経験則などもあまり無く。(不同沈下等の正確な経験側を持っている人などほとんどいないとは思いますが)やはりデータと専門家の意見に従ってやるしか無く、みんなそうやっているのでしょうが、だからこそ本当に必要なんだろうか??という葛藤を抱えながら地盤改良工事を毎度見ています。
特に今回は部分的に弱い地盤がある以外は良好な地盤であったため、この葛藤が大きいものでした。
とまあ、改良工事前までは、予算や見積もりを作成した時期の直後である事等もあり、色々考えてしまうのですが、、、地盤改良後の安心感は絶大です。。やはりやって良かった、と思うものです。これをやらないで、一抹の不安を抱えながら工事をし、竣工し、不安を抱え続けながらお客さんに引き渡し、住んでもらう。考えただけでも恐ろしいです。
色々考えた末に、やはり必要であると判ぜられた地盤改良ならば、納得もできるものです。
1つ1つ、お客さんや敷地に適した建築を志していくと、当然ですが1つとして同じものはありません。毎回違う問題が発生し、対応しなくてはいけません。それが大変だし醍醐味でもあると思います。
そんな工事がまた1つ始まりました。思考錯誤を重ね、良いものを造りたいと思います!!