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2021年9月1日

長物(ながもの)

カテゴリー: 現場だより

家作りに使う木材は ほとんどが定尺材といって、長さ3m、4mに切って売られています。4.1mの木を買おうと思っても 普通の材木屋さんには 売っていません。

4m以上の長い材料を 「長物(ながもの)」と呼んで 必要な場合は特別に注文することになります。間違っても 長物を切って使うことをしてはいけません。

ミノワ杉は丸太を6mで玉切って すべて長物として製材したのです。構造材は6mで使い勝手がいいんですが 側板の6m材はどう使っていいのか、ずっと頭の片隅にあったのです。

stockyard in our factory

 6m側板を定尺材として 切って使うのは もったいないので どこかに6mのまま使うところはないか? と思案したところ良い場所がありました。

 外壁です。外壁の一番長いところが 6mでギリギリ1枚で足りるので(継ぎ手無しで)ここに使うことにしよう。

The long woods. Not easy to use it as the outer wall.

 耳付板の白太部分を落として ほぼ赤身だけの 長さ6m巾150~250の外壁材ができました。節もほとんど出なかったので ほんとに貴重な外壁となりました。長い外壁を張るのは 手間がかかるんですね。足場と建物の間に入れるだけでひと苦労あります。

 まぁ これに気付いてくれる人はほとんどいないと思いますが。

2021年2月15日

旅館海紅豆 新築工事

カテゴリー: 現場だより

去年の台風で 壊れてしまった 旅館海紅豆の再建工事がスタートしました。

他の仕事で忙しかったので ぼくらが建設するのは難しいか と思いましたが、 コロナ禍もありゆっくりスタートでよい ということで 去年の6月から設計がスタートしました。設計はアトリエハルさんにお願いして 構造は山辺さんに見てもらうことにしました。ぼくも少し設計に参加しています。

左が女子 右が男子浴室 大きな窓がつくので眺めは良さそうです。

 

200坪を超える大きな木造建築なので大変です。普段 小住宅ばかりやっているチームなので 数多くの困難が 待ち受けているでしょう。ちなみにホールダウン金物90本 アンカーボルト300本あります。

敷地は 海に面している 最高のロケーションで客室やロビー、浴室等すべて海に面して作る予定です。

ホールダウンを設置し終わってホッと一息。
2021年2月2日

今日の作業場

カテゴリー: 現場だより

最近雨が多くて 水不足は解消された南房総市です。雨が多いと自然と作業場にみんな集まってきます。

最近購入した ビシャモン君。 電力を使わず油圧の力で200キロまで持ち上がります。今までは重たい構造材を加工するのに 2人で必死に加工をしていましたが ビシャモン君のおかげで力仕事が減りそうです。

内装と本棚の製作です。結構な量の本棚で 

ダボをまじめに 入れているところがにくいです。嶋根君のお仕事。ぼくだったら 本を置いてしまえば見えないのだから 見えにくい方からビスで留めていたかもしれません。

 こんな風に棚板を何百枚も同じものを作る作業は 単純で苦痛な仕事に 思えるかもしれませんが みんな結構平気で仕事しています。まったく同じものを作るという作業にも物つくりの面白さがありますよ。

鈴木さんが パネルソーで 合板を正確に切っています。合板は実はそんなに正確にできていなくて 1、2mm誤差があります。正確に張詰めようと思ったら 4辺すべてを切り直すのです。

2020年11月22日

保田の家 完成

カテゴリー: 建築いろいろ

  鋸南町保田で 作っていた 平屋の家が完成しました。設計も施工も椎野さんで 住み心地の良い平屋の家が できたんじゃないかと思います。

 この建築の話を初めて頂いたとき 椎野さんが担当者として 適任だろうと思っていました。というのも その一年前に 自宅を平屋で 設計施工で作っていたからです。

 この家の外壁は 焼き板で 自分たちで焼いて作っています。3年ほど前からうちのブームになっていますが 焼杉を作る技術は 年々磨かれてきています。

 内部は小屋梁を現した 広がりのあるリビングと こじんまりとした 個室を組み合わせた平屋建てです。

 去年の台風の影響で 工事が大変混雑しています。住宅の修理は 先が見えた感じではありますが、いままで修理が 後回しになっていた 神社、お寺、旅館などの修理が手つかずで残っています。今しばらく混雑状況は続くと思います。

2020年8月27日

南房総の土地選び

カテゴリー: 建築いろいろ

「南房総で土地を探しているのですが」という問い合わせを 何軒か頂きました。

コロナ禍で テレワークや 地方移住が言われていますが そんな影響もあるのかなと 思っています。

そこで 南房総での土地探し又は 中古物件探しで アドバイスをしたいと思います。不動産に関しては 素人ですので ご了承ください。

 まず一つ目は 房総半島は 太平洋に大きく突き出た 地形をしているので 風が強いことです。特に 冬の西風は 「大西」と言って 風速20m級の風が 吹きます。アクアラインもよく止まりますよね。そのため 西側に何か風よけのようなものがあると 居心地の良い家になると思います。ちょっとした山でも 生垣でも 隣家でもいいのですが 、なにかあったほうがよいです。

自宅も西側に山があるので 西風は入ってきません。

 2つ目、 中古物件選びは 平屋がおすすめです。一般的に 2階建てより平屋建てのほうが 地震の揺れは小さいですし 台風などの強風も 高さがない分受けにくいのです。古い中古住宅は 現在の耐震基準を満たしていない場合が 多いので 今の新築ほど強くないのです。また 2階建てのほうが メンテナンスに 費用が掛かる場合が多いです。

 最後に、南房総市や鋸南町は 人口が減っている過疎地域で 今後行政サービスの質も低下していくことと思います。そのため あまりにも人里離れた 一軒家の場合 道路の修理や 水道 排水のインフラ整備に 予算を割くことができなくなってくるのではないかと思います。

 いずれにしても 山あり海ありで 東京も近いので 住みやすい地域です!

海辺の楽しい現場 

2020年7月14日

石蔵を修理

カテゴリー: 建築いろいろ

 昔から 房総は 竹の名産地で 良質な竹が取れる。今でも 竹屋さんに行けば 好みの寸法で 割竹を作ってくれます。恵まれてますね。

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去年の台風で 石蔵の漆喰壁が壊れてしまったので 修理しています。壁の下地は 出来てしまえば なんてことはないのですが こんな感じになっています。 割竹にシュロ縄を ぐるぐる巻きにして 土を塗っていきます。

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  割竹にシュロ縄を書きつける作業が 手作業ですると 結構大変そうです。 何とか 手間を省くために 機械化して 作業効率を上げようとしました。

2人組での作業は 1人作業の 2倍進まないと意味がありません。ビミョーな作業です。この後 左官屋さんに 却下されました。