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2018年12月5日

木の家のメンテナンスその2

カテゴリー: 建築いろいろ

家の外壁を木にする。のは最近は減ってきています。
昔は 外壁には 木を張るか 漆喰など左官かのどちらかでした。

昔の家の外壁が木で 古くて傷んでいるイメージがあり
「木の外壁は傷むから 今流行りの サイディングにしちゃって。」
と言われたりします。(田舎では特に)

が ちょっと待ってね。
80年メンテナンスしないでこれたのは 木が外壁として優れているから。
また木を張りましょうという。

右の倉庫は築80年。左の倉庫は築50年。 左倉庫の木の外壁はまだ傷みもないのでそのままに。

木の外壁は 色を塗ってもよいし、塗らなくてもよい。
色は お化粧程度に考えておけばいいんじゃないかな。

新築の時に木の外壁に色を付けて 定期的に塗り替えられる人はあまりいません。
外壁なので足場架けて塗装するのには けっこうお金がいるのです。

木の外壁にするのに 結構大事だと思うのは
・外壁に向いた木を使う
・軒先を出す。
ということ。
小雨が降った程度で 外壁が濡れるというのは あまりよくないです。

また外壁を木にする利点は
・外壁の傷んだ部分だけ取り替えられること。(部分修理)
・同じような木が 50年後もあるだろうということ。(修理可能)
サイディングじゃ 10年後には同じものがないですから。

修理できるように作っておく。
というのが 良い。

2018年11月19日

浴槽の入れ替え

カテゴリー: 現場だより 設備

木製の浴槽 というのは 根強い人気があって

お風呂が好きでゆったり したいという人にお勧めです。

 

壁は桧 石は十和田石 浴槽は高野まき。 19年目にして浴槽交換。

木の浴槽はどのくらいの耐用年数があるのか?とよく聞かれていましたが

経験不足からはっきりしたことは言えませんでした。

10年~15年と いい加減なことを言っていましたが

今回は19年目にして 水洩りがひどくなり 我慢の限界ということで 浴槽を交換することとなりました。

結構長持ちするものです。

 

このリフォームの話を伺ったときに 一番初めに考えたことは 「この19年使った木製の浴槽を 分解したい。」ということ。

木の浴槽を作ったことがないので それががどんな作りになっているのか 知りたいという気持ち。

水が漏っていたのは 一ヶ所だけで後はきれいで まだまだ使えた感じです。

 

材料は 高野まきという木で 昔から 浴槽に使われてきた材料です。

桧は すぐに色が黒くなってしまいますが 高野まきは 色があまり変わらないので 重宝されています。

 

実際 浴槽の各部分を分解してみると 目地が入っている部分と 入っていない部分。ボンドとビスを うまく使っています。

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水が上から下に流れてたまらないように 各部の仕事がなされています。

底板の取り付け方法に関しては なるほど と納得のお仕事が施されていました。

木製の浴槽 作れそうです。

 

 

 

 

2018年9月4日

上田板金さん

カテゴリー: 現場だより

今年は 暑い時期に屋根の下地工事となったのですが

大工が下地が終わると 当然ながら 屋根葺き工事となります。

この家は板金葺きなので 板金屋さんが現場で屋根を葺きはじめたのですが

それはもう 異次元の暑さで ぼくらでは 1時間も耐えられません。

僕らは 甘えん坊でした。

商売道具であるハサミを ひなたに置いておくと 熱くて持てなくなります。屋根の上に日影ってあるの?

 

上田板金さんと ぼくの関係は長い。

淡路の見習いを終えて館山で 独立第一号の仕事をした時からのお付き合いで 20年が経った。。

その時から付き合っている職人さんは上田板金さんだけとなってしまった。

板金工事に関しては浮気は一度もしてないんだよねぇ。

 

チョキチョキハサミを使って 板金を切って 折って 家の雨漏りを防ぐ。

「今時雨漏りなんて」と思うかもしれませんが

雨漏りは しないで当たり前というプレッシャーの中

信頼できる板金屋さんが いてくれることで 助かっています。

かゆいところに・・。 のお仕事

 

板金屋さんは

「ためには よくない」

が口癖で

「長い目で見ると 家のためには 良い納まりではない」

という意味でその言葉を よく口にするのです。

「ためには よくない」と板金屋さんに言われると

「じゃあ 納まり考え直そうか」となる。

 

難しい納まりの打ち合わせを二人でしていても ストンと納得する瞬間が 必ず訪れるのです。

それがは相性がいいということなのかなあと思う。

 

長時間打合せしても ストンと落ちない人もいますので。

 

 

2018年7月28日

屋根仕舞いと指金術

毎年 屋根下地工事は 7月中頃からお盆までは 避けれたらなぁ と思っています。

しかし  工程通り 粛々と 働いていたら あの40℃近い気温の日が

屋根の上での作業となってしまいました。

 

屋根の上は 地面にいるより 暑いのか? 涼しいのか?

と子供に聞かれましたが「太陽に近いから暑いよ」と

 

大工道具の中に指金(さしがね)という 長さを測ったり 直角の線を書いたりする定規があります。

その使い方には 奥深い 難しい使い方があり指金術、とか規矩術とか言ったりします。

 

屋根など 斜めの部材の寸法を測ったり 斜め材と斜め材が ぶつかる仕口は

平面で考えても うまくいかないので 指金特有の寸法の出し方を使うのです。

この指金術 めったに使うことはなくて 一年に一回か二回程度 しか使いません。

ので 仕事が終わるとすぐ忘れてしまい 次の仕事の時にまた教科書を出してきて勉強するのです。

この屋根には この指金術が使われています。部材が大きいので

少しの誤差が大きく拡大してしまいます。

 

 

ちなみに 大工の一級技能士の実技試験は いまだに 指金術の試験のみです。

 

2018年5月22日

南房総広告のレスポンス

カテゴリー: 建築いろいろ

~食器から大規模建築まで~ の広告を出して 初のレスポンス。

 

電話で「 南房総の広報見ました。」という うれしいお言葉。

 

古いテーブルの修理です(相当古いはず)

 

この仕事は ぼくらのところに来てよかった 部類の仕事だろう。

こんな仕事でやっちゃいけないのは ボンドでくっつけちゃうような修理。

 

天板と胴がコミセンで緊結され 胴と足は アリで つないであります。

壊れている原因も木の縮みと 木の割れで 構造も単純なので

修理方針もすぐ決まりお仕事開始。

 

分解しやすいように コミセンも一工夫。

なかなか ないようなものなので 大切にしてください。

 

次の修理もできるように 修理しておきました!

 

 

2018年4月25日

事務所の増築

カテゴリー: 建築いろいろ

事務所を増築することにしました。

昨今、工務店のデスクワークが すごく増えてきて

大工が パソコンを前に仕事をする時間が 長くなってきたのです。

このアングルから見ると4回目の増築。

 

20年前 南房総に 移り住んできたときは

こんなに広い土地 必要かな

と思っていましたが

増築を繰り返すうちに 道路境界線ギリギリまで

建築することになってしまいました。

 

この増築は ぼくの設計で

束の間ですが 設計屋さんの気分を 味わっています。

ある意味 施主であるとも いえますよね。

 

ぼくの欲しい空間を 鈴木大工・森田大工さんが 形にしてくれています。

本当に楽しくて 気分いいです。

「ここは こだわりたいので やり直してください。」とか

 

設計・施工も楽しくていいですが  施主・設計・施工がさらに いいねぇ。

 

もうすぐ完成。