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2021年5月21日

小さなトイレ

カテゴリー: 建築いろいろ

お寺の本堂に隣接して小さなトイレを作りました。

長谷川さんの設計で 施工ももちろん長谷川さんです。ぼくはちょっと忙しかったので 生コンの打設を半日手伝いに行っただけであまり施工にかかわれませんでしたが、今日完成したトイレを見てみると なかなかかっこいいです。

トイレに向かって歩いてゆくと トイレの奥の緑が窓から見えて 明るく清潔感のあるトイレになっています。設計がいいのですね。内部の板張り、床も板張りで気持ちいです。最近は「掃除しやすいように」と言われることが多いですが このトイレは掃除のしがいがあるトイレになっています。

お施主さんが持っていた古建具も上手に 活用しています。設計も施工も自分でするというのは 楽しい仕事の一つです。

自分の思い描いた建築を 他人に説明する必要がないからです。設計の時はお施主さんとおしゃべりしながら簡単な図面を書いて打合せる(細かいことは頭の中にあるだけで図面に書かない。) 

作るときに現場で考えながら詳細を決める。(結局こまかいことは図面には書かない。) 現場に立ってみるとデスクワークでは見えなかったことがたくさんあるのです。

2021年3月12日

古民家リノベーション完成見学会

カテゴリー: 建築いろいろ

去年の春くらいから古民家のリノベーションをしていました。担当大工は長谷川さんを中心の 鈴木さんとコウ君。

古民家の工事をする場合 どこまでやるの? ということが重要になってきます。設計というよりは 話し合いを重ねて妥協点を探る作業。

ビフォー
アフター

ぼくは 古民家は「ほどほどに 直すしかないんじゃないか」。と思っているので、 今回も ほどほどのリノベーションとなっています。

長谷川さんとお施主さんが目指した「ほどほど」とはどの程度なのか。ぜひ見に来てください。特に基礎工事は知恵を絞りましたねー。

日時 3/20(土)10時~16時 

場所  電話又はメールでご一報ください。案内図をお送りします。

(有)村上建築工房 0470-20-6097 info@muraken5.com

2021年3月8日

築20年目の外壁塗装

カテゴリー: 建築いろいろ

新築してから20年経つ家の外壁塗装をしました。20年というと長いようで短く もうそんなに経ったのですね。

 無事塗装工事が終わって お施主さんとの雑談の中で 20年前ぼくと初めて出会ったときの話で盛り上がりました。

 当時まだ30歳で 経験も少なく 頼りなさげだったのでしょう、

「村上さん若いけど 大丈夫ですか。」 とお施主さんは不安を口にしたそうです。そのことをあまり覚えていないのですが その時僕が言ったのは

「ぼくはまだ若いので 家が建ってから長い間メンテナンスでお付き合いすることができますよ。」と言ったらしいのです。 なるほど なかなかイイ 営業トークだな と感心してしまいました。若い人は これぜひ使ってください。仕事取れますよ。

 今はそんなこと言えない年齢の50歳。20年後は70歳になり そんなに長い間家のメンテナンスにお付き合いすることはできません。でも 50歳なりの営業トークは言えますね。

 「僕は職人としては 今がピーク。経験も積んで まだ体も動く。目が少々衰えてきていますが 若い時よりも 良い仕事ができますよ。」

2019年9月5日

上棟しました。

カテゴリー: 現場だより

「三坂の小民家」上棟しました。

このプロジェクトには 設計の高木さんとお施主さんの山口さんが

現場見学会に訪ねてきたところからぼくも合流しました。

その半年前から 高木さんは材料を山で調達する段取りをスタートさせていて

「皮むき間伐」という 聞いたこともないような方法で 木を乾燥させ 建築材として

使える状態にしてくれていました。

 

間伐材が切り倒された山に案内されての第一印象は

「けっこう長い。しかも太いのもあるじゃん。」ということ。

 

でもこんな間伐材を どうやって使おうか?

製材して角材にしちゃうと細くなって いいところが全部なくなっちゃうので

 

方針1 このまま使う(丸太のまま)

そして 高木さんや山口さん 大勢の仲間の労力を 無駄にするわけにはいかないので

方針2 皮むき間伐した木は 全部使おう

と山の中で 2つの重要な方針が決定しました。(僕の心の中で)

Yoshiko Tamura

今日, 現場に この木を植えた おばあちゃんが訪ねてきてくれた。

「この木は 33年前に私が植えたのよ。」ということです。

樹齢33年って かつて経験したことのない若木です。

ぼくが 高1の時に植えられた木で、つい最近じゃないですか!

 

 

 

2018年12月14日

けやきの一枚板

カテゴリー: 建築いろいろ

東京生活も ほぼ終わりに 近づいてきました。

6月ごろに始まった都会暮らし。

初めは 「夕方 仕事終わったら 映画見たり ライブ行ったり 」

と楽しい生活を 思い描いていましたが

終わってみると 忙しくて それどころではなかった。

飲み屋に行く回数が増えたくらいで 終わってしまいました。

 

 

キッチンの天板を木でつくるというのは何回か やっていますが、

一枚板で というのは 経験がありませんでした。

 

まあ とにかく 材料を探さないと

長さ4m 巾90㎝の板を いろんな人に声をかけて探したのですが

その大きさの板は見つからなかった。

 

そういえばと 富津の山田さんが持っている ケヤキのことを思い出した。

 

そのケヤキは 10年くらい前 山田さんが切り出した木で

土場(どば)の一番目立つ場所に転がしてあった。

その道端を通った大工が 思わず車を止めて見てしまうほどの大木でした。

「富津にこんなデカい 木があるんだね」

とちょっとした話題になったほどです。

 

 

 

3年間ぐらい そのまま放置されていましたが

時期を見計らって製材し、工務店や大工たちに声をかけた。

「買わないか」と。

でも買える人がいなくて 倉庫の中で ゆっくりと 出番を待っていました。

この木を 4m 巾はシラタ部分を除いて85cm 厚み 6cm

に製材してもらい 今回の現場にぴったりの 寸法が取れました。

 

 

btr

 

このシンクの穴をどっちに開けようかは だいぶ悩んだんですよねえ。

節を隠す位置に開けるか

天板が変な変形しないような位置に開けるか・・・。

 

最終的に この位置に開けたのですが 結果は1年後くらいには出ているでしょう。