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2019年2月9日

屋根替え

カテゴリー: 現場だより
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屋根に葺く瓦は 耐用年数が最も長い建材の1つです。

 

しかし 寿命はやってきます。

 

瓦の下地が傷んで 瓦がずれる。

瓦自身がもろくなる。

塩で溶ける。

 

今回の牛小屋は 瓦のずれが原因で雨漏りしていたが

瓦自身が もろくなっているので おろして葺き直すより

「板金屋根にした方が 良いんじゃないか。」

 

ということで 板金屋根に葺き替えることに なりました。

地の和瓦は 廃棄処分にするにはもったいないので

割らずに ラクレーンを使って丁寧に下す。

色がいいんですよね。どこかで 使えないかな。

 

築80年ぐらいなので 瓦の下に大量の土が置いてあります。

土の量は 半端ないです。瓦の重量超えてます。

瓦の下は 杉皮の防水。まだまだ効いてます。

 

 

個人的に好きな風景で 80年ぶりに 光が差した納屋。

でもすぐに閉じられちゃって 元の薄暗い納屋に。

ほんとに短い間だけの美しさで お施主さんも この景色 見れない人が ほとんどです。

 

 

板を斜めに張るのが ブーム。

古い家は 特に斜めに張りたくなってきます。

すじかい効果があると期待しています。

 

「どのくらい丈夫になっているのかな。」

「ほんの少し。」

としか言えません。

 

 

 

 

 

 

2017年11月20日

リフォーム5年目

カテゴリー: 建築いろいろ

農家の古い家の修理をして 5年目。

その家を 稲刈りの収穫祭で訪れました。

家のどの部分を修理したのか 記憶をたどらないと思い出せないくらい

新しく付け加えた材料と 古い材料に 違和感なく 納まっていました。

まだ使えそうな古建具などを 新しいものに 取り替えなくてよかった。

古い柱を ボードで隠して クロスを張るというお決まりの

リフォームにしないでよかった。

 

安易にユニットバスを おすすめしないで よかった。

 

 

2016年5月12日

工期が遅れてしまう理由

カテゴリー: 現場だより

古民家の改修現場も やっと先が見えてきました。20160512

このような現場は 工期が予定どおり順調に 進むことは まずありません。(ごめんなさい)
しかし、遅れているからといって 急いではいけません。目の前にある仕事を たんたんと こなしていく感じでよいのです。
山登りに似ていますね。 ある時突然 山頂が見えたりして。
遅れている理由(言い訳)をいくつか 挙げておきます。
古民家は 材料の断面が 四角ではないので(丸みといいます)、それに合わせて 丸く切りらないと おさまらない部分がでてきます。(ひかりつけといいます。)この作業が 結構手間くいです。20160512-2

もうひとつ 挙げると 古材には 過去様々な 修理がなされていて その痕跡を 目立たなくする作業が必要になってきます。(埋め木といいます)20160512-3

この埋め木をしないで 古い柱を 新材で隠してしまうと 仕事が速く進みますが  そういう方針で 工事を進めていくと 全部新しくなってしまい 新築のほうが 良かったか? となりかねません。

2016年3月7日

瓦の再利用その2

カテゴリー:

には 梁などが 外部に ちょこちょこ出ています。 これは 古民家の木組みの特徴で 現在の住宅の木組みにはほとんど 見られません。この木組みだから 古民家と言えるといっても 過言ではありません。

構造的には合理的なのですが 雨仕舞いが 難しいことと 長い材料が必要になってしまうなどの欠点があるので 使われなくなってしまった技術です。

今回は 下屋根の 見切りの部分に出てきているので 厄介です。
瓦屋さん 板金屋さん 左官屋さんに 「この梁切っちゃってよー」とか「ここから雨漏りしやすいよ」と言われましたが このでっぱりは 切れないんです。
古瓦は 色も形も 不揃いですが 腕のいい職人が 葺くと 新品の瓦にはない 良さがあるんですね。

2016年2月22日

瓦の再利用その1

カテゴリー: 屋根

古民家の修理で 何でも新しいものに変えていくと 新築と変わらないようなものとなってしまいます。手間はかかるけど これは残す、これは いらない撤去 というのを エイヤッと決めていきます。

瓦の再利用。茅葺を 瓦葺に葺き替えたのが 55年前。そんなに古くはないですけど この家の外観の印象はこの瓦を 抜きには語れません。 下屋玄関の上の赤い瓦は 30年ぐらい前に 葺かれています。これは 撤去して 下野の部分は 新たにいぶし瓦で葺くことになりました。大屋根の方は 古瓦で葺き直し 足りない部分は下屋部分の古瓦を使うことに決定。
職場体験の 中学生。

楽しい仕事を体験させてあげたいけれども・・・ ごめんなさい 3K仕事。土と瓦を おろす仕事。現実を知るという意味では良い社会勉強になったかな。

一服中の中学生。。。。。。

2015年11月14日

古民家改修3

カテゴリー: 建築いろいろ

古民家を直す時に「どこまで壊すの?」ということを 慎重に考えています。
壊し過ぎると お金がかかるばかりか 古民家の良さが少なくなっていくからです。 この問いは「どの時代までさかのぼるか」 ということと同じような意味になってきます。
今回は 茅葺を 瓦屋根にしたとき(たぶん戦後すぐくらい)まで さかのぼります。200年ぐらい経っているので 何回も家に手が加えられています。 茅を 下した時に 新しく瓦用の小屋組みを作っているのです。
その時に不動沈下を直さずに 水平を取っているので いま200年前までさかのぼって 水平に直してしまうと 瓦が水平ではなくなってしまうのです。
また家の左半分が6尺間 の寸法で 右半分が 6尺5寸間のモジュールでできている。関西は6尺5寸間で作るので 西の方と何かしらの関係がありそうです。