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2018年1月11日

ジャーニーマン

カテゴリー: 建築いろいろ

大工仲間の 宮内さんの現場に ドイツ人の旅職人(ジャーニーマン)が働きに来ていると聞きつけ 遊びに行った。

ジャーニーマンとは 大工修行中の旅職人のこと。ドイツは 職人の教育制度であるマイスター制度が しっかりと確立していて マイスター(親方)になるために 厳しいカリキュラムをこなさなければなりません。その一つが 世界中の建設現場を渡り歩く ジャーニーマンとしての修行。これは必修というわけではなく 好きな人が選択して三年と一日旅をするのだ。大工になるために このジャーニーマンになる若者は最近すごく減って 1000人に1人くらいしか選択しないそうです。さらに 日本まで来るのはごく僅かなので ジャーニーマンに出会える確率は かなりレアなことなのです。

ジャーニーマンの 服装は ドイツの伝統的な大工職人の服で スイスの職人にフルオーダーします。チョッキのボタンの8個は 8時間働くことを意味し、上着のボタンの6個は 週に6日働くことを意味する。上着には 40個もポケットがついていて 図面を入れるところ メジャーを入れるところと決まっていて かなり重い。

旅する時に大工道具は持ち歩くの? 持ち歩く道具はメジャーと鉛筆のみ。必要な道具は 現場で借りて仕事をする。

初めて行った国の 見知らぬ現場 使ったことのない道具で 仕事をする。想像するだけでも ワクワクするけど この修行で 身につくことは たくさんありそう。 まず度胸はつくよね。あと知恵。工夫しないと使ったことない道具は 使いこなせないし。それと大事なのがコミュニケーション能力。これがないとすぐクビになることだってあるでしょう。こうゆうことって 大工テクニックと同じくらい大事なことですよね。

 

木製のメジャーは いろんな使い方ができる。角度を測ったり。日本の大工の使っているメジャーは 不正確で不便とのこと。

 

飲み会の時に熱心に 説明してくれたのが ドイツのマイスター制度。誇りに思っているのです。彼らは三年と一日の修行の後 マイスターになるための学校に入る資格が もらえる。そこで勉強し、試験に合格して マイスターとなる。ドイツの大学院の修士(マスター)と同じレベルで 扱われ、希望すれば 大学院の博士課程(ドクターコース)に 編入可能なのです。

メジャー志望の サンタローも ニッカポッカを オーダーして 旅にでるかな?