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大工仲間の 宮内さんの現場に ドイツ人の旅職人(ジャーニーマン)が働きに来ていると聞きつけ 遊びに行った。
ジャーニーマンとは 大工修行中の旅職人のこと。ドイツは 職人の教育制度であるマイスター制度が しっかりと確立していて マイスター(親方)になるために 厳しいカリキュラムをこなさなければなりません。その一つが 世界中の建設現場を渡り歩く ジャーニーマンとしての修行。これは必修というわけではなく 好きな人が選択して三年と一日旅をするのだ。大工になるために このジャーニーマンになる若者は最近すごく減って 1000人に1人くらいしか選択しないそうです。さらに 日本まで来るのはごく僅かなので ジャーニーマンに出会える確率は かなりレアなことなのです。
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ジャーニーマンの 服装は ドイツの伝統的な大工職人の服で スイスの職人にフルオーダーします。チョッキのボタンの8個は 8時間働くことを意味し、上着のボタンの6個は 週に6日働くことを意味する。上着には 40個もポケットがついていて 図面を入れるところ メジャーを入れるところと決まっていて かなり重い。
旅する時に大工道具は持ち歩くの? 持ち歩く道具はメジャーと鉛筆のみ。必要な道具は 現場で借りて仕事をする。
初めて行った国の 見知らぬ現場 使ったことのない道具で 仕事をする。想像するだけでも ワクワクするけど この修行で 身につくことは たくさんありそう。 まず度胸はつくよね。あと知恵。工夫しないと使ったことない道具は 使いこなせないし。それと大事なのがコミュニケーション能力。これがないとすぐクビになることだってあるでしょう。こうゆうことって 大工テクニックと同じくらい大事なことですよね。
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飲み会の時に熱心に 説明してくれたのが ドイツのマイスター制度。誇りに思っているのです。彼らは三年と一日の修行の後 マイスターになるための学校に入る資格が もらえる。そこで勉強し、試験に合格して マイスターとなる。ドイツの大学院の修士(マスター)と同じレベルで 扱われ、希望すれば 大学院の博士課程(ドクターコース)に 編入可能なのです。
メジャー志望の サンタローも ニッカポッカを オーダーして 旅にでるかな?
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