本年も 焦らずにじっくり 仕事をしていこうと思っています。
以前改修した 金谷の石蔵は 金谷美術館の 別館として 美術品の展示をしています。
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その敷地内にある 木塀の 痛みが激しかったので 解体修理することになりました。
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古い建造物を解体する際に 気を付けることは ハンマーで ガチャガチャ壊してはいけないということ。その当時の「痕跡」がたくさんあるので それをまず 見逃さないように解体していきます。「痕跡」とは 作った職人の仕事の跡 使われた道具の跡 改造された仕事の跡 等。
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今回は 石の上に作られた木塀で 石にほぞ穴が掘られていて 柱のほぞを長く伸ばして ずれ止めにしていたこと。今では アンカーボルトで 石とずれないように 固定してしまうので、その当時の 職人の仕事の仕方が わかります。
古い木塀の修理をする時に 想像力を膨らませるというか その当時に思いをはせる くらいの 余裕はほしいよね。