ドイツ式金輪継ぎ

昔から 強い継手は金輪継ぎと言って、強度の必要な部分にこの継手がが使われていました。この継手は世界中に似たようなものがあり、形状が、国によってちょっとした違いがあります。


こんなマニアックな違いを知ったのは、8年前にNHKで放送された「大工ワザ世界頂上決戦!~日本VS.ドイツ~」という番組の中で、ドイツ式金輪継ぎVS日本式金輪継ぎの強度対決の時です。そして強度対決で日本式金輪が負けてしまうという悲しい結末が待っていました。
 さらにドイツ式金輪継ぎの栓の合理性に日本中の大工が衝撃を受けたのです。これは大げさな話ではなく、大工仲間の飲み会の時に何度となく話題に上ってきます。

 と、こんな話をするのも今回修理する古民家に ドイツ式の金輪継ぎを発見したからです。大したことではないのかもしれませんが、100年前の日本の建築に、ドイツ式金輪継ぎがあったんだなー。(※栓は日本式です。)

  • URLをコピーしました!
目次