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2013年5月10日

鴨川地盤改良記4 後

カテゴリー: 地質改良

鴨川地盤改良記4 終
さてさて、やっとの事で施工段階にまでこぎつけました。(前話
要は現場の建物が建つ部分の約180㎡の土を深さ3m弱の部分まで掘り下げて、改良材と混ぜた改良土と置換する、といった工事です。
自分が最初考えた方法はバックホー(大きいユンボ)で下まで降りていくように掘り下げていき、プール状にして50㎝程度ずつ改良土の層を撹拌、転圧を繰り返しながら上まで上がってくるという、単純なものでした。
一旦全部掘って面積を決めてしまえば改良材一袋につき約50㎝厚の改良土を作れば添加量が丁度良く、分かり易く、管理しやすい、という考えです。
「んじゃそんな感じでいくっぺよお~」と土建屋さんが巧みなバックホー捌きで掘り出した途端に変なものが出てきました。ところどころに穴が開いています。
「ナンダコレハ?」首を傾げながら掘り進めていくと・・・

いきなり出てきました、暗渠です。。。
地滑り対策地であるため、昔造成された時に水を絞るために埋設されたもののようです。。。
見なかった事にしてちょん切ってしまいたいとこですが、ずっと上のほうから水を絞ってきているようなので、切ってしまうとここが本当のプールになってしまいます。これはマズイ。
全ての穴を防水テープで塞いで現状通りにしておく事にしましたが。。。これがあってはバックホーが、穴の中を動けません。。。

おまけにもう一本出てきましたっ
笑うしかありません。
当初の計画はいきなりポシャってしまいました。
しかたが無いので穴を最初から全て掘ってしまうのではなく、部分部分改良をして足場をつくりながら、また掘っては改良するという方法に切り替えていく事にしました。そうしないと穴の外周上からではバックホーのツメが届かないところがでてきてしまうためです。
しかし、こうなると改良土の添加量が良く分かりません。。。。適当に混ぜては目標強度を下回る恐れもあります。。。
そこで、改良土を撹拌するための計量カップとなるような穴を別に掘り、そこで改良土を作ってから別の場所に移して転圧し、地盤を作っていくという方法に切り替えました。。

これが結構うまい事行きました、50㎝ずつマーキングをしておいて転圧を繰り返し、丁寧に地盤を作っていきました!そして遂に完成。まだ基礎も作り始めてないのにこんな大仕事を終えた感があった現場は始めてでした。

、、、とまあこれは約1年半以上前の話ですが、やっと書ききる事ができました。
この地盤改良に関しては通常の工務店では難しいのでは、と思えるような企業努力でコスト低減を実現できたと自負しています。なのでブログも最後まで書かなくてはと思っていました。
専門業者に丸投げしてしまえば簡単だし気が楽です。しかし専門業者にただ頼むだけでは今回のような特殊な敷地で、限られた予算内で、妥協せずにコストも下げ、安心できるものを作る事は不可能だと思われます。
山辺構造設計さんの強力なバックアップがあったからこそですが、この工事ではそれが実現できました。自分も大変勉強になりました。この工事ができた事に感謝です!!
(全て埋まってしまって全く見えないのが少しさみしいですが。。。)
わが村上建築工房ではこのような特殊な敷地での建築にも果敢に取り組んでおります。
チョイと変わった土地をお持ちの方、どしどしご相談下さい♪
大工い