丸山で 工事をしていた 住宅が遂に完成しました。リノベーション+増築でもあったので少々時間がかかりました。
この家のお施主さんはギャラリーMOMOを運営するご家族で、普段から 良いものを見たり触れたりしているので、家作りにも 普通以上のこだわりがあるはずと思ってました。そんな訳で 現場総責任者は 嶋根卓也に託すこととしたのです。
嶋根さんは うちの会社の中では感性を大切にして仕事をしているタイプの職人です。自分のこだわりたい部分は 深くじっくり作り込んでくれます。興味ないことはスーッと。
ぼくらは、お施主さんとおしゃべりしている時、現場で作っている途中、材料を目の前にした時、机の上で考えていたことよりずっといいアイデアが浮かんでくるのです。ギャラリーMOMOの藤江さんと嶋根さん、現場でおしゃべりしながら共鳴する何かが起きれば よいなぁ。
広い玄関土間に 建具から入る光が きれいでした。右側の建具は 3年前の台風で壊れた蔵の戸の下地です。 蔵の戸の漆喰や土を丁寧に剝がしていくとこんな下地が出てくるのです。
リビングは既存家屋をリフォームしました。 何本かの柱を取って 広い空間を作っています。設計段階で「どの柱を取ったら構造的にも成り立ちつつ 広い空間や動線を確保できるかな」と考えるのです。設計の高木さんうまくやってくれてます。