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2021年6月22日

布良崎神社の修理が終わりました。

カテゴリー: 建築いろいろ

おととしの台風で 壊れた布良崎神社の修理がようやく終わりました。

倒れかかった神社を起こして 突っ張り棒を入れて。なんだかんだと一年以上かかってしまいました。

the shrine tilted by the typhoon

このような本瓦葺きの神社は頭が重いので 一般的には 「地震には弱いけど 台風などの強風には強い」と言われています。

でも よく倒れずにもちこたえてくれたなぁ と感心してしまいます。耐震要素がほとんどないので 木組みと落とし込み板で 耐えたのです。もう一つ、床下には こんなに太い木が使われていてこれも倒壊を免れた一つの要因じゃないかと思います。

The thick woods under the floor of the shrine

 今回の修理を簡単に説明すると 傾いた拝殿内部に 木造で頑丈なフレームを作り、これと拝殿の柱や梁に金物で緊結することによって 耐震性能を上げています。

Making the frame inside the shrine

 今まであった格天井や床板はそのまま再利用したいので 古い材料を丁寧に取外します。 そして修理が終わったら 再び元のように取り付けるのです。天井は新しい柱などが加えられたので 新材と旧材の取り合いが難しい部分がたくさんありましたが 大工鈴木さんがきれいに納めてくれました。

先日 宮司さんから 「思ったより早い復興ができて 良かった。」とのこと。あの台風から1年半ですから 決して早くはないと思うのですが、ちょっとホッとしています。

2021年5月21日

小さなトイレ

カテゴリー: 建築いろいろ

お寺の本堂に隣接して小さなトイレを作りました。

長谷川さんの設計で 施工ももちろん長谷川さんです。ぼくはちょっと忙しかったので 生コンの打設を半日手伝いに行っただけであまり施工にかかわれませんでしたが、今日完成したトイレを見てみると なかなかかっこいいです。

トイレに向かって歩いてゆくと トイレの奥の緑が窓から見えて 明るく清潔感のあるトイレになっています。設計がいいのですね。内部の板張り、床も板張りで気持ちいです。最近は「掃除しやすいように」と言われることが多いですが このトイレは掃除のしがいがあるトイレになっています。

お施主さんが持っていた古建具も上手に 活用しています。設計も施工も自分でするというのは 楽しい仕事の一つです。

自分の思い描いた建築を 他人に説明する必要がないからです。設計の時はお施主さんとおしゃべりしながら簡単な図面を書いて打合せる(細かいことは頭の中にあるだけで図面に書かない。) 

作るときに現場で考えながら詳細を決める。(結局こまかいことは図面には書かない。) 現場に立ってみるとデスクワークでは見えなかったことがたくさんあるのです。

2021年3月12日

古民家リノベーション完成見学会

カテゴリー: 建築いろいろ

去年の春くらいから古民家のリノベーションをしていました。担当大工は長谷川さんを中心の 鈴木さんとコウ君。

古民家の工事をする場合 どこまでやるの? ということが重要になってきます。設計というよりは 話し合いを重ねて妥協点を探る作業。

ビフォー
アフター

ぼくは 古民家は「ほどほどに 直すしかないんじゃないか」。と思っているので、 今回も ほどほどのリノベーションとなっています。

長谷川さんとお施主さんが目指した「ほどほど」とはどの程度なのか。ぜひ見に来てください。特に基礎工事は知恵を絞りましたねー。

日時 3/20(土)10時~16時 

場所  電話又はメールでご一報ください。案内図をお送りします。

(有)村上建築工房 0470-20-6097 info@muraken5.com

2021年3月8日

築20年目の外壁塗装

カテゴリー: 建築いろいろ

新築してから20年経つ家の外壁塗装をしました。20年というと長いようで短く もうそんなに経ったのですね。

 無事塗装工事が終わって お施主さんとの雑談の中で 20年前ぼくと初めて出会ったときの話で盛り上がりました。

 当時まだ30歳で 経験も少なく 頼りなさげだったのでしょう、

「村上さん若いけど 大丈夫ですか。」 とお施主さんは不安を口にしたそうです。そのことをあまり覚えていないのですが その時僕が言ったのは

「ぼくはまだ若いので 家が建ってから長い間メンテナンスでお付き合いすることができますよ。」と言ったらしいのです。 なるほど なかなかイイ 営業トークだな と感心してしまいました。若い人は これぜひ使ってください。仕事取れますよ。

 今はそんなこと言えない年齢の50歳。20年後は70歳になり そんなに長い間家のメンテナンスにお付き合いすることはできません。でも 50歳なりの営業トークは言えますね。

 「僕は職人としては 今がピーク。経験も積んで まだ体も動く。目が少々衰えてきていますが 若い時よりも 良い仕事ができますよ。」

2021年2月15日

旅館海紅豆 新築工事

カテゴリー: 現場だより

去年の台風で 壊れてしまった 旅館海紅豆の再建工事がスタートしました。

他の仕事で忙しかったので ぼくらが建設するのは難しいか と思いましたが、 コロナ禍もありゆっくりスタートでよい ということで 去年の6月から設計がスタートしました。設計はアトリエハルさんにお願いして 構造は山辺さんに見てもらうことにしました。ぼくも少し設計に参加しています。

左が女子 右が男子浴室 大きな窓がつくので眺めは良さそうです。

 

200坪を超える大きな木造建築なので大変です。普段 小住宅ばかりやっているチームなので 数多くの困難が 待ち受けているでしょう。ちなみにホールダウン金物90本 アンカーボルト300本あります。

敷地は 海に面している 最高のロケーションで客室やロビー、浴室等すべて海に面して作る予定です。

ホールダウンを設置し終わってホッと一息。
2021年2月2日

今日の作業場

カテゴリー: 現場だより

最近雨が多くて 水不足は解消された南房総市です。雨が多いと自然と作業場にみんな集まってきます。

最近購入した ビシャモン君。 電力を使わず油圧の力で200キロまで持ち上がります。今までは重たい構造材を加工するのに 2人で必死に加工をしていましたが ビシャモン君のおかげで力仕事が減りそうです。

内装と本棚の製作です。結構な量の本棚で 

ダボをまじめに 入れているところがにくいです。嶋根君のお仕事。ぼくだったら 本を置いてしまえば見えないのだから 見えにくい方からビスで留めていたかもしれません。

 こんな風に棚板を何百枚も同じものを作る作業は 単純で苦痛な仕事に 思えるかもしれませんが みんな結構平気で仕事しています。まったく同じものを作るという作業にも物つくりの面白さがありますよ。

鈴木さんが パネルソーで 合板を正確に切っています。合板は実はそんなに正確にできていなくて 1、2mm誤差があります。正確に張詰めようと思ったら 4辺すべてを切り直すのです。