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2017年7月1日

富津の家 上棟

富津の家が 上棟しました。

ちょっと上棟遅れましたが 遅れてよかったことが一つ。

ちばの木の家推進事業」に選ばれたこと。ギリギリセーフで。

千葉県に生えている杉やヒノキを使って 家を建てると 運が良ければ選ばれます。

ちば県は 林業が盛んではないので ちょっと 地元の材が 使いにくい部分があるのです。

だから 県や市が 少し応援してくれるんです。

 

ちょうど田植えの終わった 田園風景のなかに 木組みの家が 建つ様は なかなかきれいなものです。

屋根仕舞い。、きれいに行ってますね。

この後 アルミサッシなんかがごちゃごちゃついてくると  ちょっと うるさくなってきます。

が、外壁が木の横張なので 完成すれば 周りの緑に溶け込み 良い感じになるんじゃないかな?

2017年6月11日

曲木

カテゴリー: 永福の家

木は お湯につけると柔らかくなり曲げやすくなる性質があります。

家具屋さんが木を曲げて椅子を作ったり、船大工さんが作る木造船は 木のそんな性質を利用しています。

木を曲げて使うというのを 大工は やったことがない人が多いんじゃないかと思います。僕もそうで 「いつか どこかで チャンスがあれば」 と思っていましたが 永福の家がその時になりました。

図面をはじめに見たときに 秘かに この家の玄関框は曲木をしようと決めていました。そんなにきついカーブじゃないし 試しにやってみるにはちょうどいい難易度。

新しい試みをする場合はまず その装置作り。今回は大工だったら誰もが持っている 道具で。

柱の養生カバーで断熱しつつ 研ぎ水を温めるヒーター2個で お湯を作る。塩ビの雨樋が熱に対して 不安がありましたが 大丈夫でした。

こんな安直システムで 曲がるのか?という 作業場の大工の視線をよそに。

曲がりました。40mm角のチェリー(桜)がグニャリと。意外と簡単で 次はもう少し きつい曲率でも行けそうです。

2017年5月23日

富津の家

この富津の家は 木の伐採から 家作りが始まった家です。

これは 結構工期が長い家作りのパターンです。 木を切って乾燥させて 製材して 乾燥させて 木を加工(刻み)していきます。それが終わって やっと棟上げ。

よい木ですね。60年から100年生くらいの木を伐採。この時にはまだ 計画はおぼろげにしか決まっていなかったのです。 一つのステージが終わってから 次に進むというよりはあやふやなものがありつつも 次のステージに進んでしまう感じです。(これはうちのパターン)

伐採は 植物を材料にして 家を作っていく実感がありますよね。

設計は 長谷川康孝。  職人っぽい設計をお願いします。

 

2017年4月21日

完成見学会

カテゴリー: 現場だより

今週の土曜日 22日と23日に 完成見学会があります。設計は野口アーキテクツアトリエさんです。

場所は 南房総市の 白子というところです。詳しくはこちらへ。

この家は 地元の木を 構造材に使った平屋住宅で 広い庭を眺める 大きな木製建具でできた 開口部が良いです。

担当した大工は 椎野さんと鈴木さんです。

椎野さんが担当した物件は ほんとに大工仕事が きれいだなあ と感心するんです。今回の木製建具の枠回りは 玄関枠ともつながってくるので 逃げがとれない 大工泣かせの部分。

鈴木さんは 還暦をちょいすぎた 腕利きの大工さん。負けず嫌いだからか 60歳過ぎても仕事のペースが 全然落ちてこない。

完成見学会に来る人は お施主さん候補、設計士さん、職人(施工者)に大別されますが、それぞれ関心があるところ、チェックするところが ちがって面白い。

ぼくも見学会に行くことがありますが 作った大工さんの 荒ばっかり探してしまうんです。それが見つかると すこしうれしくなったりして・・。

生活者として、設計者として、職人として 「白子の家」を体験してください。

2017年4月11日

実験

日ごろ 普通の木造ばかりやっていると 変な木組み に出会うことはなかなかありません。 たまーに 「こんなの もちますかね?」と。

見たことない構造だし あんまり 合理的ともいえないし  わかりません。カンで 答えられるような 問題じゃないよね。

というわけで 「実験」

実験と言っても簡単な仕掛け。重りを載せて 引っ張ってみるだけです。

強さのわかっている筋交い壁と 比べてみる。

「おお 結構強い。 弱そうで強かった。」

同席してくれた大学の先生の 予測や解説が結構 的を得ていて びっくりした。僕らにとっては カンを磨く 良い一日でした。

2017年4月4日

コンサバトリー

カテゴリー: 現場だより

お施主さんに「こんさばとりー を作りたい。」と相談されたのが 始まりで、 「コンサバ・・ですか?」 知りませんでした。

調べたところ 「 建物から突き出したガラスで囲まれた 温室。」とありました。 これは おもしろそう。 「木造でガラスの建築。」と 解釈して 設計スタート。

お施主さんとの打ち合わせ段階では 規制品のアルミサッシなどを使って ガラスを使うような方向でしたが 「なんかそこは 逃げちゃいけないよね。」と徐々に方向転換。

木とガラスと大谷石のかわいらしい 温室ができました。

木構造の加工は 水平や垂直が通っていると やりやすいけれど 斜め材を立体的に 木を組んでいくのは 少し難しくなります。そこで1/3の模型を作って 納まりや高さなど確認。1/3模型で うまく作れれば 原寸で作っても大抵うまくいきます。

 

コンサバトリーは日本で どんな使われ方するのだろう。夏は暑いかな。冬は太陽が出ればけっこう暖かい。友達とお茶を飲んり 本を読んだりかな。