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2019年8月6日

ことばとかたち

カテゴリー: 建築いろいろ

丸太に丸い穴を空け、三角勾配に削り、四角い穴を穿つ。

という◯△□加工を延々と繰り返していると、

多量の汗の噴出と共に、僕の脳内youtube はとある曲をエンドレス自動再生し始めました。

くるりの“ことばはさんかく こころは四角”という曲でした。

そして、なぜ言葉は三角で、心は四角なのだろう?

という思索に陥り、丸太をひたすら加工し続けた、

5日目の朝、快便と共に1つの答えが出ました。

“ことば”というものは、“ことば”になった時点で、

“ことば”にはならなかった、”ことば以前”、“ことば未満”のような何者か達はあふれてしまう。

そして、“こころ”という四角い“かたち”の中には、無数の三角、つまり“ことば”があり、

“こころ”というものを表すには、その無数の“ことば”が必要で、

さらに“ことば”にならない無数の“かたち”がある。

だから、“まあるい涙をそっと拭いてくれ。”

という結論に至りました。

私は一体何を言っているのでしょうか?

そして、今日も私は“ことば”の海に溺れ、“かたち”の中に棲むのです。

嶋根

2019年7月18日

点と点

カテゴリー: 建築いろいろ

螺旋の次は大量の丸太が梅雨空と共に到来しました。

それらは、太いのや細いものがあれば、よーく曲がっていたり、とても長いものもありました。

このままで煮るにも焼くにも調理のしようがありません。

にんじんの皮をピーラーで剥くように、まずは電気ガンナで水平面を削り出します。

次にその水平面に点と点を結びます。

かの有名なスティーブ・ジョブズのスタンフォード大学でのスピーチの1つ目の話です。

The first story is about connecting the dots.

まる、さんかく、しかく。
曲がったり、ねじれていようが構わない。

蜘蛛の糸のような細く、強い線を点と点に繋ぎます。

Again, you can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something ― your gut, destiny, life, karma, whatever. This approach has never let me down, and it has made all the difference in my life.

あっ、いや、話を盛りすぎました。

そんな大した話ではありませんでした。

しかし、点と点を繋ぐ。
とても重要な作業です。

嶋根

2019年5月10日

『木製螺旋階段とパオ』 見学会&パーティーのご案内(修正)

カテゴリー: 建築いろいろ

先日ご案内させていただいたパーティーの件ですが、

景気の後退と消費税の増税に伴いまして、

会費が下方修正されました。

 

会費5000円(飲み食べ放題)→2000円食べ放題(+500円ワンコインドリンク)

 

ぜひお気軽にお越し下さい。
嶋根

2019年4月28日

平成最後の大仕事

カテゴリー: 建築いろいろ

平成最後のお仕事は 以前から頼まれていた ちょっこっと仕事。

物入の可動棚設置。

 

btr

このところ JWCAD の本を買って勉強していました。

 

というのも うちの会社の職人はそれぞれが

独学でキャドを学び

我流の書き方で図面を書いているのですが、

それってすごく能率が悪いのではないか?

と 前々から感じていて

工務店としての統一した書き方や

ルールを作りたいと思っていました。

 

 

ちょっと前までは

「図面は頭の中にはあります」とか

「上棟してから考えます」とか

「作りながら考えます」とか言っていたので

図面を書く枚数が少なく

多少能率が悪くても ま、いいか。と先延ばしにしてきた大仕事。

 

平成最後の大仕事として

「村上建築工房の設計図書CADのひな型を作ってやる」

と意気込みました。。

btr

本を何冊か買って 雛形作りにトライしましたが

結構難しい。

 

「我流で図面を書いてきた ぼくができる仕事ではないだろう。」と断念しました。

こういうお仕事は その道のエキスパートに頼んだ方がよさそうです。

 

というわけで 近所に住んでいる設計士さんで ぼくらに助言してくれる方。

老若男女OKです。

いないかな? 近所でくすぶっているような人。

「令和」最初の大仕事

 

2019年4月27日

『木製螺旋階段とパオ』 見学会&パーティーのご案内

カテゴリー: おもしろ仕事

東京は東中野、「PAO」という名のビルの9階で営業している、

バー&多目的イベントスペース「驢馬駱駝(ろまらくだ)」内におきまして、

木製螺旋階段とパオを製作させて頂きました。

 

なんのこっちゃ。

色々と説明が必要となる仕事ですが、ここでは割愛します。

 

曲げ木技術を駆使し、大工が普段から慣れ親しむ杉、桧材を用いた、ダイナミックな吹抜空間が出来ました。

ぜひ広く皆さまに現物を見ていただきたい所存であります。

 

つきましては、『見学会&パーティー』を催します。

 

日時:2019年5月11日(土)

時間:13:00~17:00 自由見学会

     17:00~ 羊の丸焼きパーティー (飲み食べ放題 会費5000円)

場所:東京都中野区東中野2-25-6 PAOCOMPOUND 9F  

(JR東中野駅すぐ近く、ファミリーマートの隣のビル)

 

見学会、パーティー共に予約は不要ですが、ご興味のある方は連絡をいただけると嬉しいです。

 

お問合わせは

shimane@muraken5.com  (担当:嶋根)

までお願いします。

 

 

2019年3月23日

アール

カテゴリー: おもしろ仕事

かれこれ3ヶ月ほど、木を曲げるための型や治具を作り、木を熱しては曲げ、

くっつけて接着し、また丸く削りだす。

 

という鍛錬を日々繰り返していると、新たな感覚が芽生えてきました。

 

R(アール)が読めるようになってきたのです。

 

今までは半径R=1000mmといっても、半径の直線を想像して見ているだけで、

曲線そのものは見ていなかったこと、知ったかぶりしていたことに気がつきました。

 

『木を見て、森を見ず』とはまさにこのことです….いや違うな。

 

 

曲線Rに囚われた私は、世界が曲線に変わりました。

 

高速道路でR=400mといったら結構な急カーブだな。と遠心力を体感し、

 

土いじりをしては、冬眠から目覚めたミミズがR=300mmに見えました。

 

 

手すりの曲げ加工をしているとき、半径の違う曲線と曲線を滑らかにつなぐには、

どうしたら良いかを考えながら首都高を運転していると、直進すべき分岐を間違え、

大橋ジャンクションの方に吸い込まれていってしまいました。

 

大橋ジャンクションはクルクルと廻されるものの、ハンドルは切らなくてもなめらかに進んでいきます。

 

なるほど、手すりの接点を大橋ジャンクションだと思えばいいのだな。

と思ったけど、手すりの何が大橋ジャンクションなのか分かりません。

 

そもそも道を間違えているので、高速を降りて、Googleに相談しました。

 

どうやら道路や線路の曲線にはクロソイド曲線というものが使われていることを知りました。

 

しかし、クロソイド曲線が何なのか理解出来ず、木をクロソイド曲げ加工できるとも思えなかったので、結局はカクンと角をつくり、手すりをそれとなく繋げました。

 

思考はどんどん曲がっていきますが、現場はちゃんと前へと進んでいます。