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2021年9月1日

長物(ながもの)

カテゴリー: 現場だより

家作りに使う木材は ほとんどが定尺材といって、長さ3m、4mに切って売られています。4.1mの木を買おうと思っても 普通の材木屋さんには 売っていません。

4m以上の長い材料を 「長物(ながもの)」と呼んで 必要な場合は特別に注文することになります。間違っても 長物を切って使うことをしてはいけません。

ミノワ杉は丸太を6mで玉切って すべて長物として製材したのです。構造材は6mで使い勝手がいいんですが 側板の6m材はどう使っていいのか、ずっと頭の片隅にあったのです。

stockyard in our factory

 6m側板を定尺材として 切って使うのは もったいないので どこかに6mのまま使うところはないか? と思案したところ良い場所がありました。

 外壁です。外壁の一番長いところが 6mでギリギリ1枚で足りるので(継ぎ手無しで)ここに使うことにしよう。

The long woods. Not easy to use it as the outer wall.

 耳付板の白太部分を落として ほぼ赤身だけの 長さ6m巾150~250の外壁材ができました。節もほとんど出なかったので ほんとに貴重な外壁となりました。長い外壁を張るのは 手間がかかるんですね。足場と建物の間に入れるだけでひと苦労あります。

 まぁ これに気付いてくれる人はほとんどいないと思いますが。

2018年12月5日

木の家のメンテナンスその2

カテゴリー: 建築いろいろ

家の外壁を木にする。のは最近は減ってきています。
昔は 外壁には 木を張るか 漆喰など左官かのどちらかでした。

昔の家の外壁が木で 古くて傷んでいるイメージがあり
「木の外壁は傷むから 今流行りの サイディングにしちゃって。」
と言われたりします。(田舎では特に)

が ちょっと待ってね。
80年メンテナンスしないでこれたのは 木が外壁として優れているから。
また木を張りましょうという。

右の倉庫は築80年。左の倉庫は築50年。 左倉庫の木の外壁はまだ傷みもないのでそのままに。

木の外壁は 色を塗ってもよいし、塗らなくてもよい。
色は お化粧程度に考えておけばいいんじゃないかな。

新築の時に木の外壁に色を付けて 定期的に塗り替えられる人はあまりいません。
外壁なので足場架けて塗装するのには けっこうお金がいるのです。

木の外壁にするのに 結構大事だと思うのは
・外壁に向いた木を使う
・軒先を出す。
ということ。
小雨が降った程度で 外壁が濡れるというのは あまりよくないです。

また外壁を木にする利点は
・外壁の傷んだ部分だけ取り替えられること。(部分修理)
・同じような木が 50年後もあるだろうということ。(修理可能)
サイディングじゃ 10年後には同じものがないですから。

修理できるように作っておく。
というのが 良い。